235 月の掟の冒険に秘められたムービー

2017年1月14日

 この「ポポロ広場」のコーナーを更新するのは、実に4年4か月以上ぶりになります。ポポロに対する情熱が無くなってしまったのでは?いい加減ネタが尽きてしまったのでは?などなど言われることもありましたが、もちろんそんなことはなく、主にトップページの更新にとどまることがほとんどでしたが、新作に関する情報についてはマメに発信しておりましたので、自分のポポロ魂は変わることなく健在です。今春にはスマホで新作がリリースされるとのことですし、非常に驚くような内容やシステムになるそうですから、お楽しみは続きます。ポポロクロニクルの新刊も間違いなくあるはずなので、きっと今年は熱い年になることでしょう、などと久々の更新と新年のあいさつを兼ねた前置きはここまでにして本題に。
第1作目の「ポポロクロイス物語」(PS版)では、ガミガミ魔王がポポロクロイス城を襲撃する冒頭のムービーについて、データは入っているものの本編で流れたのは実はその半分でした、ということがありました(37「ポポロ1に秘められたムービー」)。そして今回、「月の掟の冒険」の発売から12年以上が過ぎて、同じようにもう1つのオープニングムービーがディスクの中に封印されていることが判明しました。なんでその当時に発見できなかったのか、そしてなぜ今頃になって気付いたのか分かりませんが、これもきっと何かの思し召しでしょう。もしかしてどこかで既出の話題であったならゴメンナサイではあります。
ということで、封印されたオープニングムービーの1コマがこちら。

 


このムービーは、本編のオープニングでナルシアが語るのと同じナレーションとともに流れ、ナレーションの内容に合わせて、月の掟が存在しなかった時代に海と森で妖精が遊ぶ光景、妖精王に闇の意思が芽生える瞬間などを含め、闇の妖精王と戦う竜族や創造主デュオンの力を借りてそれを封印する神々の姿を描く上記のイラストを見ることができます。
従来のポポロの雰囲気とは随分と違っており、欧州で発売されたPSP版の「ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険」のパッケージの雰囲気ともまた異なっていますから、この2枚のイラストをぱっと見せられただけではポポロと分からないかもしれません。個人的には昭和40年代頃の怪獣大決戦とか世界のモンスター辞典とかSFのイラストのようなレトロな感じがして妙に懐かしいというか親しみが持てる雰囲気だったりもします。ディスクの中にデータとしては残っているものの本編で使われなかったのは、ご覧の通りの独特の“凄み”のある空気感が理由かもしれませんね。
スマホでリリースされるポポロの新作が、どなたがイラストを描かれるのか、どのような雰囲気のものになるかは分かりませんが、今回のイラストに「こういう雰囲気もアリだ」なんてことを感じたりもしたので、その点も含めて楽しみに待ちたいところです。