123 魔法使いキララ

2003年3月16日

 ピエトロ、ピノンと親子2代にわたり、そして時には師匠&弟子の2代にわたって、王子を実験台にした挙句に失敗していたキララ。ポポロ1ではまだ修行中の身だった彼女がポポロ2では弟子を持つようになり、それから15年経ったポポまりでは、キララをわざわざ訪ねてくる子供達が現れるほどまでに成長していました。今までの実験の様子を見ていて分かるように、キララは変身魔法の修行をしていたわけですが、さぁその魔法修行の成果はどのようなものになったかというと、ポポまりの城下町に貼られていた張り紙を見れば一目瞭然、「魔法で素敵なプロポーションをあなたに」。コレ見たときには「え?!」と思わずにはいられなかったんですよね。変身魔法をそのために修行してたのかぁ!ってツッコミを入れてしまったわけですが、その一方でなかなか鋭いところに目をつけたなぁと感心したのもまた事実。ポポロ1でもかっこよくなる魔法をかけてくれる人もいましたけど(その結果は別にして)、理想のプロポーションを得るために魔法を使って部分変身というのは、まさしくポポロクロイス流の化粧もしくはエステとでも言うべきものなのかもしれません。もっともピノンに魔法をかけてうまく元に戻せず、ピノンともども「よかったぁ」と安堵のため息をついているくらいですから、その効果と仕上がりには一抹の不安を隠せませんが・・・。
キララは魔法を教えている子供達にオバサンと呼ばれて非常に憤慨しているわけですが、ならば得意の変身魔法を使えばそんなことを言われることはなくなるはずなのに、決して自分自身には魔法を使っていません。もしかして自分の魔法に自信がないのでは?と勘ぐることもできなくはありませんが、真相は別にあると思います。ポポロ1では修行をし、ポポロ2では既に弟子を持っていたことから察するとおおよそ当時の年齢は10代後半辺りに推察されますが、それからポポまりまで15年の月日が流れているわけですからまぁ少なくとも30代には突入しているわけで、えー、これが果たしてオバサンと呼ばれることに抵抗を感じるべきか否かについてはそれぞれのご判断に委ねます。しかしキララが自分はまだまだだと考えているわけですから、そこでそんな魔法を使ってしまうのは自分がオバサンだとまさしく認めてしまうようなことになってしまうので、自身には絶対に魔法をかけないのでしょう。女心はまさに複雑?!