80 海外におけるポポロ観(ポポローグ)

2002年3月15日

 海外におけるポポローグの紹介記事。「勇者の証」を手に入れるまでは傭兵を自由に動かせないことに不満を述べつつも、戦闘を自在に回避できる点や夢幻フィールド、サブキャラ(4人目の仲間)のシステム等が非常に優れているため、総合的に非常に優れたソフトである、との内容です。今回ユニークだったのが傭兵キャラの紹介の仕方。あの個性豊かな傭兵達は海外の人にはどのように映るのだろうと思って読んだところ、いくつか突飛なコメントがついているキャラがありましたので併せて載せておきます。

○ポポローグの紹介

 ポポローグは、1996年に日本でヒットした「ポポロクロイス物語」の続編です。ポポローグのグラフィックは前作同様擬似3Dで描かれています。FF7のように派手ではありませんが、FF7のように「かっこいいのは最初の数回で後は苦痛以外のなにものでもない30分もかかる魔法」みたいなことはありません。購入する前に考慮しておくべきいくつかの不満はありますが、数多くの素晴らしい革新があります。
最初に、悪い点としては、ゲーム中の戦闘の3分の1はメインキャラ以外のキャラクターを操作できないことです。戦闘中はピエトロに直接指示をすることしかできません。他のキャラには「全力で戦え」「魔法を使うな」などの漠然と指示しか与えることができないのです。今までに遊んだRPGには決してなっかた大きな不満です。戦闘はAIに任せなければなりません。
幸いこのAIが非常に優れており、また進めているうちにこうしたキャラを操作できるようになるので、実際のところ、それほどひどいというものではありません。その一方で、ポポローグにはこうした欠点を補って余りある優れた点がたくさんあります。まず戦闘がランダムではなく、画面上のモンスターを見て避けることができることです。戦闘中に逃げ出した場合、そのモンスターはダンジョン内を追いかけてきたりもします。さらに、簡単にやっつけることのできるモンスターに出会った時はモンスターが逃げて行ってくれるので、前に探索したことのある場所では戦闘を避けることができます。
他に優れた点と言えば「夢幻フィールド」です。ダンジョンに入るたびに通路はランダムに作られますが、標識は同じエリアに残るようになっています。つまり、階段や宝箱は常に同じエリア内にありますが、ダンジョンに入るたびに、そこに至る道のりが違ってくるということです。
ポポローグはメインキャラ以外のキャラにお金を払って雇うという「傭兵システム」を採用しています。嬉しいことに自分達のパーティ以外の他のパーティを、お金と経験値を稼ぐために探索に出すことができ、疲労したメンバーを外して、休憩させることもできるようになっています。そして「サブキャラクターシステム」。通常パーティはピエトロと2人の傭兵で構成されていますが、そのうちに4人目のメンバーを仲間にすることができます。直接戦闘には参加しませんが(攻撃されると逃げてしまう)、役に立ってくれます(例えばある商人を仲間にすると冒険中いつでもアイテムの売買ができ、鑑定もしてくれます)
非常にやりがいのあるゲームで、きっとそう感じることでしょう。

○傭兵の紹介(一部抜粋)

・ダイソン :斧を振り回す金髪の野蛮人
・メル :可愛らしいネコの魔女
・ロビン :弓を持つ男のエルフ
・レオパルド: 槍を持った白いトラ
・ミーシャ :中国の猿
・ドグマ :欠け歯の老人、ただのスケベジジイ
・ゼノン :ゼビウスとギャラクシアンの部品
・ムサシ :不良侍

 傭兵の紹介は概ね合っていましたが、ミーシャの中国の猿とかドグマのスケベジジイはあんまりですし、ゼノンに至ってはまったくもって意味不明な紹介になっています。この辺りは日本人との感性との違い・・・・なのでしょうか?

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