85 大きな謎

2002年4月28日

 ポポロクロイス物語には、まだまだ明かされていない謎がたくさんあります。その中でも最大の謎はナルシアの父親のことかもしれません。しかし、同じくらい、とまではいきませんがこれに近いくらいに気になって仕方がない大きな謎があります。それは何かといいますと、

「ガミガミ魔王はどうやってジルバをさらっていったのだろう?」

これなんです。「それのどこが大きな謎じゃあ!」とあっちこっちからツッコミが飛んできそうですが、考えてみると本当に謎に包まれているんですね。
だいたい相手があのジルバですから、ガミガミ魔王(元鋼鉄魔王)率いるデフロボ軍団が簡単にさらってくることなどできるはずがありません。仮にどうにかこうにかさらっていったとしても、魔王城に閉じ込めておくことなどまず不可能でしょう。でも実際のところジルバは魔王城にいましたし、デフロボが運んでくる料理に文句を言いつつロボットを壊しつつも逃げることなくとどまっていました。さぁこの背景には一体何が?!
貧乏神とのやり取りを見て分かるとおり、ジルバをそうそう簡単にはだますことはできませんから策を弄したとしてもおそらく失敗します。しかしそんなジルバでも思わず我を忘れてはしゃいでしまうことがあります。それは、お風呂と光り物。
金でできているピピカ村に入った時の彼女の振る舞いはどう考えても一国の王女の行動には絶対に見えません。ただでさえワガママに暮らしているわけですから生活に不自由などしているはずもないですが、それでもやはり金塊や宝石などのような光り物には目がないのでしょう。
さぁ、そこで先ほどの疑問について思いついたこと。きっとジルバはデフロボから「我らの魔王様がジルバ姫に宝を献上したいと言ってるデフ。だから一緒に来て欲しいデフ。」とか言われて、ついついお城まで行って、「用意が済むまでこの服を着て待ってて欲しいデフ」と例の服を手渡されて疑問に思いながらも暴れることなく待ってたんじゃないかなぁと推察してみました。で、結局いつまでたってもその気配がないので我慢の限界に達したところにピエトロがやってきた、と。
ジルバがさらわれても町の人はそれほど大騒ぎしていませんでしたから、ジルバのおてんばぶり、ワガママぶりはやはり相当のものだったのでしょうね。それにしてもナルシアに顔が似ているというだけでさらってしまうガミガミ魔王、涙ぐましいというかいじらしいというか・・・。