101 妖精族と海

2002年9月20日

 海水に触れると泡になってしまう妖精族。これってよくよく考えてみると不思議な話ですよね。他の種族は平気なのになぜ妖精族だけそうなんでしょう?そもそもどうして「海水」なんでしょう?これには何か大きな理由が隠れているような気がしてなりません。
かつて、どのような経緯があったのかは分かりませんが、陸と海とが別れてしまい、海に住む者達は、陸人には声も聞こえず姿も見えないという業を背負うようになり、互いに分断されることになってしまいました。この時実は妖精族と海に住む者達との間にも同じようなことがあったのではないかと考えています。つまり妖精族と海に住む者達との交流が禁じられるような何かが起き、この2つの種族が二度と近付くことがないようにと、妖精族が「海水に触れると泡になる」という業を背負うようになったのではないか、ということです。
人族と竜族と風族が二度とアネモリトスの悲劇を繰り返さないようにと、それぞれの交流を途絶えさせてしまったように、そうせざるを得なかった大きな事情があったのかもしれません。ポポロの世界が、少しでも早く種族なんて関係のない、真に自由な世界となることを願っています。