108 それでいいのか?!ピエトロ王

2002年11月8日

 ポポロ2から15年の間に、ポポロクロイス王国の国王となったピエトロ王。背丈が伸び、ヒゲまで伸びて、おまけに声まで渋くなって実に風格のある姿となりました(2000年12月9日に雑誌で初めて公開されたイラストを見た時はそれはもう思わず「うわぁ!」と嘆息が漏れてしまうほどビックリしたものです。もちろんいい意味で)。ピノンに襲い掛かるヤズムと闘うピエトロ王、見とれて思わず鳥肌が立ってしまうほどにカッコよかったですし、「あの幼かったピエトロ王子がこんなにも立派になるなんて・・・」と、15年の歳月に思いを馳せてはしみじみと喜び、嬉しかったんですよね。
そんなピエトロ王なんですけど、やっぱり変わっていないところは全然変わっていません。おみやげ部屋は屋根裏の一室から別室へとグレードアップしていますし、なんと言ってもピノンが持ってきたカナリシアの大砲の模型を手にして喜んでいる様子はまさしく若かりし頃のピエトロ王子そのものでした。だいたい、ピノンが手にしていた模型を差し出す前に目ざとく見つけて尋ねていた位ですからその情熱にはただただ感服するばかり。ピノンが渡すのをやめた時のピエトロの言葉はとても残念そうでしたし。 よっぽど気に入ったのかいつ王の間に行ってもその模型を手にしてためつすがめつ眺めて回し、ヤズムの脅威が王国に迫っているその時でもまだ手にしているのを見た時には、思わず「そんなことしてる場合じゃないよぅ」とピエトロ王にツッコミを入れてしまったんですが・・・。でも、本当のところは違うんです、あれは。実のところ、そんなピンチの時でも模型を手にしていたのは深刻な顔をしてピノンに余計な不安を抱かせまいとするピエトロの親心、だと思います(と信じたい)。
それはさておき、見ている私達でも懐かしかったくらいですから、当事者のピエトロにしてみれば相当のものだったでしょうね。あの模型を前にしてナルシア王妃と思い出話に花が咲いたに違いありません。模型を手にした時ピエトロは「まだ集めていないのがあったのか・・・」と感慨深げに話していましたから、タキネン村の道具屋の張り紙を見ても分かるとおり、あっちでは既にシリーズ化されているということになりますが、こっちでのシリーズ化も強く希望します、SCE様!