174 ポケットステーションの思い出

2004年9月12日

 PS時代懐かしのポケットステーション。メモリーカードと一体化したこのハードは単独で遊ぶこともできればPS本体のゲームと連動させるような使い方もできるという非常にユニークな設計となっていました。ポポロの中では「ポポローグ」がポケットステーションに対応していて、その内容は「デフロボがランダムに探してきた宝箱を開け、無事アイテムを入手できた時にはそれを夢幻世界を冒険中のピエトロに引き継ぐことができる(時には宝箱が爆発することもあり)」というものでした。中にはこれでしか入手できないアイテムやおみやげがあったりして、非常に難儀をすることになったという当時の思い出があります。ポケットステーションに対応したものとして、この他にも「ポポローグの大図鑑」にピエトロ・ナルシア・白騎士・ガミガミ魔王それぞれの「ポポローグ時計」が収録されています。
残念ながらポポローグがポケットステーション対応の最初で最後の作品となってしまったわけですが、実はポポロ2でもポケットステーションに対応させようという案があったようです。その名も「園芸天国」もしくは「レッツ園芸」。
ポケットステーションの中で植物を育てるというこのシステムは、

1.「水・虫取り・薬・はさみ」等のコマンドを選択して植物を育ててアイテム化する(成長レベルや育てている植物に応じた変化)
2.そのアイテムをピエトロ達に引継ぐ
3.アイテムが食材の場合→ポポロ城下町でチンさんが料理してくれる
  アイテムが観葉植物の場合→ロマーナのお花屋さんでパーティメンバーの誰かにプレゼントできる
  アイテムが盆栽の場合→「盆栽オジサン」が完成度を評価してくれる
   ※それぞれに究極の作物があり、それらを育てると称号をもらうことができる

との内容になっていました。料理にいたっては魚や卵、牛乳などのアイテムを混ぜて多様な料理を作ってもらえるような仕様になっていたようです。
何ゆえにこれが中止となってしまったのか定かではありませんが、せっかくなので実現して欲しかったなぁと今さらながらに思います。PS2でもポケットステーションと同様のハードが今後発売になるかどうかは分かりませんが、もしかすると年末に発売が予定されているPSP(プレイステーションポータブル)が同等の機能を有するようになるのかもしれません。非常に気になるところです。