188 ピエトロの野望

2005年2月20日

 言わずと知れたピエトロの趣味であるおみやげ集め。その情念は王となってからも衰えることなく、息子であるピノンが何か珍しいものを手にした時には「お父さんが何か集めていたような・・・」とついつい思い出してしまうほどのもの。ピエトロが10歳(ポポロ1)の時には屋根裏の一室であったおみやげ部屋が、15歳(ポポロ2)の時には二室に増室された上に、それだけでは飽き足らずついには専用の部屋まで作り上げてしまう(はじまりの冒険)熱の入れようとなっています。
これだけであれば個人の趣味として終わることですが、とどまることを知らず、ピエトロの情熱はますますエスカレートしていくこととなっています。 はじまりの冒険時にはピノン達が自由に出入りすることができたおみやげ部屋が、おそらく何らかの理由があるのではないかと思われますが、月の掟の冒険時には錠がかけられて自由に出入りすることができなくなってしまいました。さらに驚くことに、そのコレクションの一部は王家の宝物庫において保管されることとなったのです!
王家の宝物庫は竜の祠のさらに奥にあり、王家の者にしか出入りすることのできない極めて管理の厳しい場所。そして宝物庫の壁面に描かれた神族、妖精族、竜族、人間族のレリーフが象徴するように、満月の祭壇に通じる扉があるように、ここはポポロクロイスの世界において極めて重要な意味を持つ場所でもあるわけです。それほどまでの場所にコレクションを持ち込むということは、もしかするとピエトロ王は自分のお気に入りの品々を将来の宝に昇格させることを目論んでいる・・・のかもしれません。
王家の宝物庫に置かれているのは、

・木彫りの熊
・だるま
・ブリオニアの模型
・ブタ貯金箱
・招き猫

の5つ、ピエトロのコレクションを見たピノンですら「よくわからないもの」と言っていた位ですから、遠い将来の誰かが宝物庫にあるこれらの品々を見つけた時に、その使用方法について大きく悩むことになるのではなかろうかと心配になってしまいます。このままピエトロ王のコレクター熱がヒートアップしていくと、ガミガミ魔王のガミガミミュージアム同様に、おみやげのテーマパークでも作ってしまうのではないかと思いますが・・・それはそれで見てみたい気も?!