213 ポポロの世界の言語はいかに

2006年8月26日

 以前に「ポポロクロイスの世界の言葉は、妖精族にしか読めないような妖精文字がありますが、バラバラなのか共通の言葉があるのかどっちなんでしょうね?」と聞かれたことがありました。確かにピエトロ達はどこに行っても不自由なく話をすることができますし、竜族や妖精族と話をするのに何ら支障はありません。「言葉が国・種族ごとに存在してリアルに翻訳しないと会話ができないようなシステムだと大変なことになるから」「ファンタジーの世界だから」と考えてしまえばそれっきりなのですが、せっかくなのでイロイロ考えて理由付けしてみることにします。
ポポロクロイス王国と日の国とを考えると私たちの世界で考えれば西欧と東洋ほどの違いがあります。地域が違えば言葉も違う、これは外国語の存在を考えれば当然のことですが、ポポロの世界においては国ごとに言葉が存在するのではなく、共通のものだと思ってます。レムリア文明華やかりし頃、当時ポポロクロイスにはどのような国があり、最初のバルバラン大戦でブリオニアが浮上した際、水没した国と残った国は何か、それからピエトロ達が誕生するまでの約3000年間の間にどのようなことがあったのか等考える必要がありますが、浮上後のブリオニアで暮らしていた当時の人達がそれぞれの新天地を求めて旅立った際に新しく国を興した可能性もありますし、行き着いた国で自分達が使っていた言葉を広めた可能性もあります。だからフンバフンバ村やハタハタ村のように語尾の一部に訛りがあるにしても言葉が通じるのではないかなぁと思います。
さらに妖精族にしても竜族にしても、今ですら人間族とは別れて暮らしていますが、かつては当たり前のように交流していた時代があったわけですから、共通した言葉が用いられたとしても不思議ではありません。そしてポポロクロイスの世界では妖精族、竜族、人間族の順番に種族が誕生してきましたから、妖精文字は世界にまだ妖精族しかいなかった時代に使われていたものであるために、ピノン達には読むことができなかったのだろうと推察します。さすがにウッキー帝国では独自の言語が使われておりますが(笑)。もし国ごとに言葉が違うとしたら、勉強嫌いのピエトロ王子や、「知識よりも実践だー!」と言わんばかりに行動に突っ走るガミガミ魔王が全ての国の言葉をマスターしているとはちょっと考えにくいところがあるんですよね。
そんなわけでポポロの世界ではある意味都合よく共通の言葉が使われているのだと考えるわけですが、こういうことを考え出すと、それじゃあピエトロ達が使っている言葉そのものは何語なんだろう、との疑問も出てくるわけですが・・・やっぱりポポロ語?